回想編(1) 開眼!!チャリ道
思い起こせば2014年 10月 ダイエット中だった私はある漫画に出会った。
「自己漫ーじこまんー」である。
何かにつけて影響されやすい自分のこと、読み始めたらきっと自転車買っちゃうことは目に見えていたが、それもまた楽し。と思いKindleでぽちっとしてしまったのが全ての始まりであった。
まぁ、気になる方はご自分で読んで見るとよいのだが、なんともオジサン心をくすぐる漫画である。
「Yes'じこまん それは自分を全肯定する時間」
「脳に山盛りの多幸感キター」
とか何とか読んでいるうちに当初の心配どおりムラムラと自転車欲が沸いてきてしまった。
それから半月程はグーグル先生にお伺いを立てつつ、自転車初心者向けのサイトで情報を仕入れては頭に詰め込む日々であった。
調査の結果、スポーツ用自転車(初心者向け)の価格帯はクロスバイクであれば5万~10万。ロードバイクであれば10万から15万であることが分かった。
5万以下でもクロスバイク風味の自転車は買えるようだがこちとら独身貴族。安物買いのなんとやら、金に糸目はつけねぇぜ。1桁万円までならドンと来いである。
ロードバイクも検討したが、自転車=ママチャリ=1万~3万という常識が邪魔して、どうしても自転車に2桁万円3桁万円つぎ込むのは正気の沙汰とは思えなかった。(1年後正気を失うことはまだ知らない)
小径車や折りたたみ自転車も調査してみたが小型化されている分、性能面でのコスパが悪い印象を受け、選択肢からはずした。
というわけで各メーカーのサイトで5~10万のクロスバイクを物色する日々が続いた。
10月も終わり頃、候補をTREKの7.2FX かCannondaleのQUICK4に絞込み、なけなしの貯金を握り締めながら上野のY'sロードへたどり着いたのだった。
(続く)